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日本代表テストマッチ史

テストマッチ観戦記とテーブル

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平成30年(2018)6月9日 G大分・大銀ドーム R:ニック・ベリー(AUS)
日本代表 34-17 イタリア代表
 
 ラグビーワールドカップ日本大会を翌年に控える2018年シーズンの最初のテストマッチシリーズとなった、6月の「リポビタンDチャレンジカップ2018」 6月9日に大分で行われたイタリアとの第1戦の序盤、日本代表の狙いは相手を動かして疲れさせること。田村は距離をとるタッチキック、相手と競るコンテストキックを巧みに使いわけて、イタリアのスタミナを削った。相手を動かした分、自陣にいる時間も長く、15分にはPRティツィアーノ・パスクアーリに先制を許したが、「その前に自分達で反則が続いたから、原因は分かっていた。」(リーチ)
 直後、レフリーの通信機器の故障により10分近い中断を余儀なくされたが、再開後のキックオフから攻めた。
 レベルズから合流したアマナキ・レレィ・マフィが自陣から大きくゲイン。ゴール前で小刻みにパスをつなぎ、最後はマフィが仕上げた。28分にはWTB福岡が自陣から抜け出すと、いったん内に行くと見せかけ、相手を振り切りトップスピードに。追ったFBマッテーオ・ミノッツィもすぐに断念し、福岡は60mを走り切った。これで14-7。その後、イタリアに1トライを決められ、17-14で折り返す。
 後半はPGの応酬となったが、20分過ぎから日本の攻めが加速した。ラインアウトからFL見目の和希が持ち前の強さで持ち出す。再び細かくゴール前までつなぐと、田村の右ライン際へのキックパスをHO堀江翔太が飛び上がりながらキャッチ。「会場が大きくて声が聞こえなかったので、アイコンタクト」(堀江)。バスケットのようなパスを横にいたWTBレメキ・ロマノ ラヴァへ渡す。大歓声の中、レメキがインゴールに飛び込んだ。26分には田村の左のキックパスを拾い上げたFB松島幸太朗がインゴールへ。34-17とする、とどめのトライだった。田村はプレースキッカーとしても7本中6本を成功させ、ファーストキッカーとしての役割も果たした。(ラグビーマガジン2018年8月号より抜粋)
No.582★343 リポビタンDチャレンジ2018 イタリア代表第4回来日 第1戦
2018年6月9日 G大分・大銀ドーム R:ニック・ベリー(AUS)
日本代表34-17イタリア代表
1稲垣 啓太(パナソニック)17141アンドレーア・ロヴォッティ
2堀江 翔太(パナソニック)173C2レオナルド・ギラルディーニ
3具  智元(ホンダ)3ティツィアーノ・パスクアーリ
4ヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモ)2T14アレッサンドロ・ザンニ
5アニセ サムエラ(キヤノン)2G15ディーン・ブード
6姫野 和樹(トヨタ)1PG26セバスチャン・ネーグリ
C7リーチ マイケル(東芝)0DG07ジョヴァンニ・リカータ
8アマナキ・レレィ・マフィ(NTTコム)8アブラハム・ユルゲンステイン
9田中 史朗(パナソニック)2T19マルチェッロ・ヴィオリ
10田村  優(キヤノン)2G110トンマーゾ・アラン
11福岡 堅樹(パナソニック)1PG111マッティア・ベッリーニ
12ラファエレ ティモシー(コカ・コーラ)0DG012トンマーゾ・カステッロ
13ウィリアム・トゥポウ(コカ・コーラ)13ミケーレ・カンパニャーロ
14レメキ ロマノ ラヴァ(ホンダ)9714トンマーゾ・ベンヴェヌーティ
15松島 幸太朗(サントリー)15マッテーオ・ミノッツイ
交代【日】流大(サントリー)⑨、ヘル ウヴェ(ヤマハ)④、浅原拓真(東芝)③、徳永祥尭(東芝)⑧、石原慎太郎(サントリー)①、庭井祐輔(キヤノン)②、松田力也(パナソニック)⑩、中村亮土(サントリー)⑬ 【イ】ジェイデン・ヘイワード⑪、ジョージ・ビアージ⑤、フェデリコ・ザーニ①、ジェイック・ポッレードリ⑦、ジョズエ・ズィロッキー③、ルーカ・ビージ②、ティト・テバルディ⑨、マルコ・フセール④
得点:Tマフィ、福岡、レメキ、松島、G田村4、PG田村2