日本ラグビーフットボール協会/日本ラグビー デジタルミュージアム

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日本代表テストマッチ史

テストマッチ観戦記とテーブル

English 写真 機関誌
平成29年(2017)11月19日 G:フランス・アーネスト・ワロンS R:アンドリュー・ブレイス(IRE)
日本代表 39-6 トンガ代表
 
No.580★341 リポビタンDツアー2017 欧州遠征2017 トンガ代表
2017年11月19日 G:フランス・アーネスト・ワロンS R:アンドリュー・ブレイス(IRE)
日本代表39-6トンガ代表
1稲垣 啓太(パナソニック)2761ラトゥ・タラカイ
2堀江 翔太(パナソニック)1202シオネ・レア
3具  智元(ホンダ)3ハラニ・アウリカ
4ヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモ)3T54ハラレヴァ・フィフィタ
5真壁 伸弥(サントリー)3G55シティベニ・マフィ
6姫野 和樹(トヨタ)2PG06ダニエル・ファレアファ
C7リーチ マイケル(東芝)0DG07フォトゥ・ロコトゥイ
8アマナキ・レレィ・マフィ(NTTコム)8マアマ・バイプル
9田中 史朗(パナソニック)2T49ソナタネ・タクルア
10田村  優(キヤノン)1G410カリオネ・ハラ
11福岡 堅樹(パナソニック)0PG011クーパー・ブーナ
12立川 理道(クボタ)0DG0C12シアレ・ピウタウ
13ラファエレ ティモシー(コカ・コーラ)13ナフィ・トゥイタヴァケ
14レメキ ロマノ ラヴァ(ホンダ)91214デビッド・ハライフォヌア
15松島 幸太朗(サントリー)15アファ・パカラニ
交代【日】流大(サントリー)⑨、ヴァル アサエリ愛(パナソニック)③、布巻峻介(パナソニック)⑧、坂手淳史(パナソニック)②、フェツアニ・ラウタイミ(トヨタ)⑤、シオネ・テアウパ(クボタ)⑬、石原慎太郎(サントリー)①、藤田慶和(早大)⑮ 【ト】シオネ・バイラヌ⑤、パエア・ファアヌヌ③、オネフンガ・クフィシ⑦、ジョージ・タイナ⑩、ペニコロ・ラトゥ⑭、ジェスロ・フェレミ①、シオネ・ロロヘア②、岡新之助タフォキタウ⑨  シンビン=ハラレヴァ・フィフィタ、ラトゥ(ト)
得点:Tレメキ2、マフィ、リーチ、福岡、G田村4、PG田村2

 
 11月18日のトンガ戦ではフィジカルの強さで鳴らす相手を様々な局面で上回り、最後までつけ入る隙を与えないままノートライに抑えて39-6の快勝を収めた。
 エルネスト・ワロン競技場で行われたトンガとのテストマッチ。試合は3分、日本代表がラインアウトモールからこぼれたボールをつなぎ、WTBレメキ ロマノ ラヴァが先制トライ。その後、コンタクトで勝るトンガを止め続ける場面で反則を取られたが、進展をPG2本に抑え、SO田村優、FB松島幸太朗のキックで陣地を戻したことで流れを再び引き寄せた。29分にはラインアウトモールからNO8アマナキ・レレィ・マフィが、32分にはボールを大きく動かし、FLリーチ マイケル主将がトライ。24-6と試合を決めた。後半、トンガにラインブレイクされる場面もあったが、連携して止めきった。
 トンガはウィンドウマンスもリーグが続くイングランドのプレミアや、フランスのトップ14で活躍する主力を代表に召集することができなかった。大東大でプレーする岡新之助タフォキタウ、朝日大のシオネ・バイラヌら若手の初キャップが7人と、育成に重きを置いたチーム。決定的な場面でのパスミス、落球など、チームとしては成長途上の段階だった。「僕はW杯を2回戦ったから分かっている。W杯のトンガとは別物。」とリーチ主将。フィジカルの強さには手を焼いたが、真っ向勝負でなく、モールもずらしたり、相手の特徴を見極めて対応。「トンガフィジカル勝負をする気はない。ジャパンがW杯においてフィジカルで戦って勝てるチームはない。」(リーチ主将)と、冷静だった。
 前半、裏へのキックを多用したが、ジェイミー・ジョセフHCは「相手のラインスピードを緩めるためだが、判断を誤った場面もある。」と、課題として上げた。「勉強になったのは、勝負の”綾“。つかめれば、いいアタックができるし、つかめないとかなりプレッシャーがかかる。テストマッチではそこに気付いてアクションを起こさないと。」(リーチ主将)
 点差が開いても闘志の衰えないトンガ相手に冷静なゲーム運びが出来たのは、選手たちが成熟してきた証だろう。