日本代表テストマッチ史
テストマッチ観戦記とテーブル
English 写真 機関誌
平成18年(2006)6月4日 北九州本城競技場 ●日本代表 16-57 トンガ代表○ トンガに大敗
パシフィック・ネーションズカップの初戦、日本代表は北九州市の本城競技場でトンガに完敗した。トライ数は1対8。エリサルド体制になってテストマッチに4連勝。期待されて迎えた初戦に見せた崩れ方に前途に暗雲が漂った。「(前略)開始1分。トンガボールのファーストスクラムだった。ぐいぐい圧力をかけて右に出す。SOがタテを突き、5度のラックから巨漢FWが次々とサイドを突進する。最後は釜石No8のフィフィタがLO佐藤、久富、No8菊谷の腰高タックルをかわして先制トライを奪った。この日のスクラムはトンガボールが10本で、日本が11本。まともに出たのは1本もなかった。適度な高さの姿勢で、ソフトに突っかける。これじゃ、平均112キロのパワフルFWに対峙できるわけがない。8人の結束も甘い。(中略)はっきり言って、HOの左足フッキングは選択肢を小さくする。もう軌道修正すべきだろう」(ラグマガ、松瀬学)。これはコーチングの失敗と言わなければならない。 |