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秩父宮
サントリーサンゴリアス 15-10 パナソニックワイルドナイツ
 サントリーサンゴリアス、昨年の悔しさをばねにハードワークを続け見事に復活
 
平成28年(2016)度 第54回日本選手権試合
2017年1月29日 G:秩父宮 R:大槻 卓 
サントリーサンゴリアス1510パナソニック ワイルドナイツ
1石原 慎太郎(明大)331稲垣 啓太(関東学大)
2青木 佑輔(早大)127C2堀江 翔太(帝京大)
3須藤 元樹(明大)3平野 翔平(東海大)
4ジョー・ウィーラー(マルボロボーイズカレッジ)0T04谷田部 洸太郎(国士舘大)
C5真壁 伸弥(中大)0G05ダニエル・ヒーナン(サザンQ.L.大)
6ツイ・ヘンドリック(帝京大)1PG16布巻 峻介(早大)
7ジョージ・スミス(ブランビーズ)0DG07西原 忠佑(明大)
8小澤 直輝(慶大)8デビッド・ポーコック(ブランビーズ)
9流   大(帝京大)0T19田中 史朗(京産大)
10小野 晃征(クライストチャーチB高)0G110山沢 拓也(筑波大)
11江見 翔太(学習院大)4PG011福岡 堅樹(筑波大)
12デレック・カーペンター(オークランド大)0DG012林  泰基(立命大)
13村田 大志(早大)13リチャード・バックマン(ハイランダーズ)
14中靏 隆彰(早大)9914山田 章仁(慶大)
15松島 幸太朗(桐蔭学園)15笹倉 康誉(関東学大)
交代【サ】中村駿太(明大)②、森川由紀乙(帝京大)①、畠山健介(早大)③、日和佐篤(法大)⑨、西川征克(関西学大)⑧ 【パ】森谷圭介(帝京大)⑮、ホラニ龍コリニアシ(埼工大)⑥、川俣直樹(明大)①、飯島陽一(大東大)⑤、内田啓介(筑波大)⑨、タンゲレ・ナイヤラボロ(ワラタス)⑮ 

 
 トップリーグを全勝で制したサントリーサンゴリアスと上り調子のパナソニックワイルドナイツ。2017年1月29日、今季の国内シーズンを締めくくる注目の一戦を一目見ようと、秩父宮ラグビー場には、20,196人の大観衆が集った。
 立ち上がりは両チームともに地域を意識してのキックの応酬が多くなったが、ひとたびコンタクトが始まると、選手がぶつかり合う音が観客席まで届くような凄まじい肉弾戦が繰り広げられた。前半26分、SO山沢拓也が自らのショートパントを獲って大きく前進し、パナソニックがチャンスをつかんだが、ここはサントリーが粘りのディフェンスを見せる。サントリーCTB村田大志が素早く前に出るタックルで、パナソニックのチャンスの芽を摘んだかと思えば、直後にパナソニックのLOヒーナン ダニエルがビッグタックルを決めるなど緊迫感ある攻防で瞬く間に前半が終了する。
 後半も一進一退。9分、パナソニックはLOヒーナンが、サントリーSH流のキックをチャージして、そのままトライ。9-10と逆転に成功する。20分、パナソニックのFLデービッド・ポーコックがボール争奪戦でペナルティーを犯し、ここで得たPGをサントリーSO小野晃征が決めて、12-10と逆転。小野は25分にもPGを追加し15-10とする。しかし、パナソニックもポーコック、堀江翔太らがターンオーバーして追加点を許さず試合は最後までもつれた。結局、その後のパナソニックの攻撃を我慢強くディフェンスしたサントリーが勝利。4大会ぶり7度目の優勝を成し遂げた。
 トップリーグ15戦全勝優勝、日本選手権制覇と、今季のサントリーは一度も負けずにシーズンを駆け抜けた。昨季のトップリーグ9位の悔しさをバネにハードワークを続けた末の復活劇だった。