東金市/東金市デジタル歴史館

東金市史

総集篇五

第一二篇 文化団体

(二) 東金文化団体協議会(文団協)

 東金市においては、昭和二五年(一九五〇)、数名の有志によって東金文化協会が作られたが、やがて活動中断され、再興したのは昭和四〇年(一九六五)も終りに近づく頃であった。(詳細は文化協会の項参照)
 当時、東金読書会があり、郷土文化研究会あり、短歌会あり、俳句会あり、絵画・書道・舞踊・茶道・華道と有志相寄り細々ながらも着実な活動を展開していた。
 東金文化協会は、これらの大同団結を志し、夫々の関係者に呼びかけて、
 
「個々の特性を持続して来た各団体が、相寄り、相助けて、体質の充実と郷土文化の向上に資する」
 
 ことを念じて、昭和四六年(一九七一)一〇月二日、東金市中央公民館に会合したのである。
 当日参加会員八〇名、参加一〇団体(東金読書会・郷土文化研究会・短歌会・俳句会・絵画会・東金文化協会・書道会・舞踊会・茶道会・華道会)であった。
 ここで、米良規矩之左右氏の開会宣言、小川一郎文化協会長のあいさつに続き、会則検討、役員選出等を行ない、東金市文化団体協議会が正式に発足したのである。
 昭和四六年一二月一五日発行の「東金市文化団体協議会報-創刊号-」によれば、当時の文化諸団体は次の通りであった。
 1 東金読書会 会長行木径司        二六名
 2 郷土文化研究会会長鈴木浩        一〇名
 3 東金短歌会 会長小川一郎        一五名
 4 東金俳句会 会長醍醐司         一三名
 5 絵画会   会長川辺菊久        一五名
 6 東金文化協会会長小川一郎        二一名
 7 書道会   会長川島桂山         六名
 8 舞踊会   会長藤間政枝         二名
 9 茶道会   会長稲坂菊恵         八名
 10 華道会   会長峰村耐子      学生七〇名
なお、初代役員として
 会長 小川一郎
 副会長行木径司・米良規矩之左右
 監事 下野幸雄 山本栄
 会計 水野豊
 書記 篠崎昭
が選出されている。
 東金市文化団体協議会は、会則に則りその事業推進に当り、会報発行・文学散歩・史跡発掘・芸能諸文化の活発化等に努力している。
 その後、数次の役員変更を見るが、昭和五六年(一九八一)の定期総会において、
 会長  奥田包介
 副会長 山本栄 矢野松子
 監事  根本茂 吉橋和子
 会計  松本常治
 書記  吉井永
が選出され、五八年度に副会長矢野松子にかわり川島昇、監事吉橋和子に変って飯田三小子の選出で今日に及んでいる。
 五二年度に史談会・謡曲会・郵趣会の参加をみ、五三年度にカメラ部・詩吟・洋画の加入をみて、会員の推移は五一年度一六一名、現在一八〇名である。
 主な事業のうち、会報発行と文学散歩について詳述する。
(1) 会報発行
 昭和四六年(一九七一)一二月一五日、ザラ紙版一枚裏表の第一号は発行されたが、第二号は昭和四八年七月一日となっている。
 第三号(昭和四九年五月二五日)からは会報の題字がきまり、二つ折り六ページ、第四号(四九年一〇月二〇日)も同形式であるが五号(昭和五〇年九月一日)、第六号(昭和五一年一月八日)は八ページとなり、第七号(五二年一月八日)は一二ページと拡大する。会員の意識高まり投稿も多い現状に鑑み第八号(昭和五三年一月一四日刊)は冊子として三六ページに拡大。以下
 第九号  54・1・13  三八ページ
 第一〇号 55・1・12  三六ページ
 第一一号 56・5・26  二九ページ
 第一二号 57・1・20  二五ページ
 第一三号 58・1・20  三三ページ
と推移している。その内容は、
 
会長挨拶としての巻頭言
会員の随筆随想三四
短歌投稿(一人五首~一〇首)二六
俳句投稿(一人五句~一〇句)二一
史談、民俗譚等(酒井亜人・稲葉黙斎・日英上人・雄蛇湖伝説・虫供養・東歌・トコロの話・葛飾可都良の碑・関寛斎・農民自治運動・日殷上人・海見山の記・李氏と東金・民俗行事・陵線・東金地名再考・左千夫と雄蛇が池・郷土の左官文化等)三四
紀行文(ソ連・富士・種子島屋久島・北海道層雲峡・印度・八丈島・中国・文学散歩等)二六
教育にかかわるもの
各部報告一三

というように、各面から多様の投稿があり、その格調の高さが認められている。
(2) 文学散歩
 日帰りの文学散歩として、始まったこの企画は、現在第二〇回を終了したのであるが、第五回から一泊旅行を加え、五一年度からは春秋二回の文学散歩として会の一大行事となっているし、会員の関心も高い。
 その経緯は次の通りである。(◎宿泊)
 
第一回 47・2・8(鎌倉)
 二 47・11・17(武蔵野)
 三 48・5・27(大宮)
 四 49・5・19(水戸筑波)
 五◎50・5・11~12(群馬県伊香保)
 六◎51・5・17~18(栃木県日光)
 七 51・12・4(大多喜・笠森)
 八◎52・5・16~17(静岡県館山寺)
 九 52・11・16(成田)
 一〇◎53・5・15~16(長野県小諸)
 一一 53・11・14(御成街道)
 一二◎54・5・14~15(富士五湖)
 一三 54・12・11(茂原・太東)
 一四 55・5・26(八日市場・旭)
 一五◎55・11・10~11(栃木県栃木日光)
 一六◎56・10・12~13(埼玉県川越小川・群馬県伊香保)
 一七◎57・6・14~15(福島いわき・茨城県茨城土浦)
 一八 57・10・1(横浜三渓園金沢文庫)
 一九◎58・6・13~14(山梨県河口湖・身延・塩山・長坂)
 二〇 58・10・15(東京・江戸川隅田川周辺)

このうち一四回のみ読書会主催の行事となっている。
最後に現行規約は次の通りである。
 東金市文化団体協議会規約
    第一章 総則
第一条 本会は東金市文化団体協議会と称し、東金市内の各種文化団体をもって構成し尚文化団体協議会の趣旨に賛同する者も会員となることができる。
第二条 本会は事務所を東金市立東金図書館内におく。
    第二章 目的及び事業
第三条 本会は各種文化団体と協調して、会員相互の親睦を図り、地方文化の振興に寄与することを目的とする。
第四条 本会は前条の目的を達成するため次の事業を行なう。
  1 機関紙及び会報発行
  2 文化財に関すること
  3 文化活動に関すること
  4 文化祭に関すること
  5  その他
    第三章 役員及び職員
第五条 本会に左記の役員及び職員をおく。
  会長一名、副会長二名、会計一名、理事若干名、監事二名、参与若干名 書記一名
第六条 役員の任期は二か年とする。但し再任を妨げない。補欠により就任した役員は前任者の残任期間とする。
第七条 会長及び副会長は、総会において、理事の互選とする。理事は総会において団体を対象として選出する。
  監事及び書記・会計は役員会において推せんし総会の承認をうるものとする。
第八条 会長は本会を代表し、会務を統轄する。副会長は会長を補佐し、会長事故あるときは、会長の職務を代行する。
  理事は理事会を構成し、会務を処理する。監事は本会の会計を監査する。
    第四章 会議
第九条 本会の会議は役員会及び総会とする。
第一〇条 総会は定期総会及び臨時総会とし、会長がこれを召集する。定期総会は年一回、臨時総会は役員会が必要と認めた場合開催する。
第一一条 総会には下記の事項を審議する。
  1 事業計画の審議
  2 予算及び決算の審議並びに承認
  3 役員の選出
  4 その他重要な会務
第一二条 役員会は随時開催し、下記の事項を協議する。
  1 総会に関する議案の作成
  2 総会決定事項の執行
  3 緊急議案の処理
  4 その他役員会に委任された事項
    第五章 会計
第一三条 本会の会計は会費及び補助金並びに寄附金を以て之にあてる。
第一四条 本会の会費は加入団体の負担とし、会員一人年額一〇〇〇円とする。但し必要あるときは、臨時会費を徴収することができる。
    第六章 入会及び退会
第一五条 入会は申込みにより、総会において承認し、退会は届出による。但し既納の会費は返納しない。
    第七章 規約の変更
第一六条 本会の規約の変更は、総会出席者の過半数の同意を必要とする。
    附則
  この規約は、昭和五五年五月二四日より施行する。