東金市/東金市デジタル歴史館

東金市史

総集篇五

第六篇 文化財・金石文

A 文化財

三 埋蔵文化財(古墳群)

 東金市松之郷字本郷の集落を抜け更に八街方向へ向かう道路を進むと、右に馬場、左は東金市の八鶴湖へぬける(お林経由)道路が直交する。
 この左の道は畑の中を通る。
 近くに本松寺の森があり、井戸谷の集落は右手奥に見える。
 ここを更に進めば、県立東金商業高等学校のたつ久我台に通ずる道も出てくる。
 この畑のある地域周辺の山林中に点在する古墳を一群として、「井戸谷古墳群」という。
 この古墳群の周辺に古代集落があったと考えると、当時の人の求めた水は東金市滝沢を水源とする小川と東金市大豆谷台を水源とする川が馬場で合流して十文字川になるが、この小河川であったのであろう。
 このことは、滝沢・菅谷・井戸谷・家之子・道庭の各古墳群に関する古代集落の住民が同じ川水を生活基盤としていたといえよう。
 井戸谷もまた「菅谷郷」の一地区である。図示すると次の通りである。

 

 図でわかるように、第1号方墳より3号墳までは、4号~9号墳とは五~六〇〇メートル飛び離れて築成されており、3号方墳はこの古墳群中最大の規模である。
 5号墳は正面を西にむけて築成されており、これをかこむように円墳があるように考えられるが、これは前方後円墳で、規模はこの古墳群中第二位である。
 これらの古墳の形式や大きさは、一次表の通りである。
 
古墳番号形式大きさ備考
長さ直径高さ
115m2.9m山林
2173.2山林
3302.4
425.54.3山林
5前方後円293.2山林 戦時中の濠あり
620.51.8山林
714.53.5山林
817.53.9山林
9152.4山林