東金市/東金市デジタル歴史館

東金市史

総集篇五

第六篇 文化財・金石文

A 文化財

三 埋蔵文化財(古墳群)

 道庭に公民館があり、公平幼稚園が隣りあわせてたっている。
 ここは元公平小学校の敷地跡であるが、この裏山は急崖をもって、九十九里平野に臨んでいる。もと小学校裏から、この急崖をのぼる間道があったが、この上は台地になっていて、畑地として耕作されていた。
 今は、ここに千葉県立農業大学校が建設され、家之子から、幅広い道路が、この学校へと通じ、開発されて昔の面影はない。
 この道庭台地に道庭古墳群がある。
 左図にその位置を示したが、この台地上に一〇基の古墳があり、□又は〓で示した方墳を中央に、その左右に点在している。

 

 この古墳群は長年の耕作によって、その殆んどが削り去られ、原型を残すものは、一-二に過ぎない。「東金市の古墳」より、その大きさを転記すると次の通りである。
 
古墳番号古墳の形式大きさ備考
長さ直径高さ
1円墳22m5.7m墳長平坦 径10m
2方墳327.5二段築成 上段長さ13.5m 高さ2.5m
3円墳124封土半分削らる
4円墳72.6まわり殆んど削らる
5円墳63.2まわり殆んど削らる
6円墳18.51.9馬頭観音の石碑あり変形している
7方墳212.8墳頂削平されて畑となっている
8円墳不明1殆んど封土を失っている
9円墳253.5山林
10円墳192.1封土の約半分削らる

 この表でわかるように、方墳の一つは、二段築成で、一段に五メートル、二段目を二・五メートルに築いてあるのが特徴であるし東金市内では最も大きい方墳である。
 古墳番号の一および九の円墳は大きいが、六の円墳に馬頭観音の石碑が見られることは研究課題であろう。このうち一号円墳はその規模からいって東金市内の方墳中でも極めて立派な土饅頭型を呈する代表古墳であろう。
 なお、近くに家之子古墳群がある。