東金市/東金市デジタル歴史館

東金市史

総集篇五

第二篇 宗教

A 東金市の神社

(二) 神社各説

東金地区

 東金市岩崎にある。祭神は菅原道真である。本社は酒井氏によって創建されたといわれるが、その年時は不明である。(杉谷直道は「創立詳(つまびらか)ならざれども、酒井家東金在城中の創建なるべし」(「東金月報」五三号、明治四五年二月発刊)といっている。菅原神社の名は明治初年からのものであって、それ以前は天満宮と称されていた。なお、江戸時代の宝暦一〇年(一七六〇)九月の「辺田方村鑑」には「天神宮 岩崎町ニ祠在之」(「東金市史・史料篇一」一六三頁)と出ている。世間には天神様の名で通っていたものと思われる。宝永六年(一七〇九)に建てられた第一鳥居には「天満大自在天神」と刻まれ、元文三年(一七三八)に寄進された石塔には「天満天神宮」と刻まれ、また、大正四年(一九一五)に建てられた第二鳥居には「菅原神社」の懸額(けんがく)がある。
 本社は鴇が嶺の分嶺の中腹のところにあり、社後の岩窪から湧き出る水をたたえた小さな池には鯉などがおよいでいて、境内には紅梅・白梅が植えられ、小公園という感じがある。
 なお、本社には二基の鳥居があり、(いずれも花崗岩製)第一鳥居は宝永六年(一七〇九)二月二八日、大野家から寄進されたものであり、第二鳥居は大正四年(一九一五)一一月一〇日、飯田吉兵衛の奉納によるものである。また、元文三年(一七三八)五月大野家から奉納された石塔一対、安政六年(一八五九)町内の一六人の有志から寄進された石灯籠一対、昭和三年(一九二八)六月飯田吉兵衛から奉納されたコマ犬石像一対等もある。