宮代町立図書館/宮代町デジタル郷土資料

宮代町史 民俗編

第九章 口承伝承と子供の遊び

第三節 子供の遊び

一 屋内の遊び

 お手玉は秋から冬にかけて行われる女の子の遊びで、近所の同い年くらいの子が四~五人で遊んだ。お手玉は家のぼろ布や余り布を利用して俵型に作った。お手玉の袋の中には、数珠玉の実(ズズゴ)や小豆・大豆・エゴの実・お茶の実などを入れた。投げ上げたときの音はエゴや小豆がいいと言われている。また、小豆はちょうどよい重さで、つかみやすかったという。
 お手玉は二個または三個上げながら両手で左右交互に渡し合う遊びである。お手玉を片手で三個、両手で四個扱うのは難しかった。上手な子供は一度にお手玉を五個も扱うことができる。
 これらの遊びのときには、次のような唄を歌いながら行った。
 ①いったんぱー にたんぱー さんたんぱー ごすんぱー
 (「たんぱー」とは回数の意味)
 ②いちれつらんぱん(一列談判)破裂して 日露戦争始まった さっさと逃げるはロシアの兵
  死んでも進むは日本の兵 五万の兵を引き連れて 六人残して皆殺し 七月八日の戦いは
  ハルピンまでも追い払い クロバトキンの首を取り 東郷大将万々歳
 (東)
 ③いちれつらんぱん(一列談判)破裂して 日露戦争始まった さっさと進むはロシアの兵
  死んでも尽くすは日本の兵 五万の兵を引き連れて 六人残して皆殺し 七月八日の戦いは
  ハルピンまでも追い払い クロパタキンの首を取り 東郷大将万々歳
 (宮東)
 ④一番始めは宇都宮 二は日光の東照宮 三は佐倉の宗五郎 四また信濃の善光寺 五つ出雲の大社
  六つ村の鎮守様 七つは成田の不動様 八つ八幡の八幡宮 九つ高野の弘法様 一〇で東京真言宗
  それほど心願かけたのに 浪子の病は治らない
 (東)