宮代町立図書館/宮代町デジタル郷土資料

宮代町史 民俗編

第九章 口承伝承と子供の遊び

第一節 伝説

三 信仰伝説

(二)五社神社と西光院にまつわる話

 西光院の門前に地蔵尊が祀られている。これを履掛地蔵と呼んでいる。
 ① 昔、僧行基が来て、当所に履を掛けた所なので、履掛地蔵といった。また舟山地蔵ともいっているが、その理由はわからない。西光院には行基の塚というのもある。これは和州菅原寺から遺骨を移した由伝えられる。(『伝説集成』)
 ② 行基菩薩が東国巡錫(じゅんしゃく)の折、武蔵国鼻の上という所から舟に乗って、出土(でど)の崎(この辺を出土の台という)に着き、上陸して靴履(くつ)を掛けて休憩した。その場所に、後世石地蔵を造立して舟山地蔵と呼んだ。舟山は鼻の上の転訛であると伝えられる。