宮代町立図書館/宮代町デジタル郷土資料

宮代町史 民俗編

第八章 社会生活

第一節 近隣組織

六 共同作業

[共同作業]

 道路の維持管理を道普請や郷普請(須賀上)ともいい、各戸から必ず参加して行われる。参加できないときには、お茶代として幾らかのお金を出すところもある。
 道普請の時期は春から初夏(逆井)、春の入学前(内野)、地区の総会の後(金原)、秋、雪の降る前(蓮谷)、道が悪くなったとき(川端)と地区によってさまざまである。町内では道路補修用の砂利の代わりにかつては東武鉄道の杉戸駅(現東武動物公園駅)の石炭殻を使用した地域が多かった。また、町役場から砂利を地域まで運んで貰い、その砂利を使用して自分たちで穴埋めや道路修繕の作業を行った。
 西原では、毎年四月ごろ地域の人が出て道普請を行い側溝を直した。道普請には全戸一名が参加した。
 川端では、道路が傷んだときに東武鉄道の石炭殻をリヤカーや手押し車で持ってきて、スコップで道をならした。その後、お新香とお茶で地域の人と交流を図った。作業に参加できない人はお金を出した。
 道仏では、農閑期に戸主が参加して、道に石灰殻を撒いた。
 辰新田では、地区の全戸が参加して初午の翌日に行う。主に農道の穴の空いたところに土盛りをしたり、砂利をならした。
 須賀上では、道普請を郷普請といい、四月一日の観音経の後に道路の穴の空いた所や崩れた所を埋めたりする。