宮代町立図書館/宮代町デジタル郷土資料

宮代町史 民俗編

第八章 社会生活

第一節 近隣組織

三 地区の行事

[地区の行事]

 ムラの行事の中で地域共同体の人々の心が一つにまとまる祭礼行事は、大きな役割を担っている。祭礼行事として、宮代町ではお獅子様・甘酒祭り・百万遍・初午(はつうま)などが行われた。
 町内では、特にお獅子様のムラ廻りが町内の八か所で行われる。この行事の中心となる獅子頭は、西原・東・前原・宿・松の木島ではムラ持ちの獅子を用い、姫宮・逆井・山崎では姫宮神社、八河内では騎西町玉敷神社から借りたものを用いる。この行事では、疫病除けにムラを廻り、最後にそのムラ中の厄を河川や用・排水路の橋、辻、道路際などのムラ境に行って追い払う。

8-1 逆井のお獅子様(関根氏所蔵)

 初午はほぼ全地区で行われ、特にこの行事では子供のお籠もりが行われた。詳細については「第二節 諸集団」の項に記述した。そのほかにも観音行・百万遍・雷電様・おびしゃ・オヒマチなどが行われる。
 天王様は夏の行事で、東武動物公園東口で杉戸の町場と共に七月中旬に行われる。姫宮神社にも、神輿があることから夏の行事の一つとして行われていたのかもしれない。
 なお、共同作業的要素の強い藻刈り、草刈りは「六 共同作業」の項に記述した。