宮代町立図書館/宮代町デジタル郷土資料

宮代町史 民俗編

第七章 交通・交易

第二節 交易

二 杉戸駅周辺と和戸宿のにぎわい

(二)百間新道のにぎわい

[百間新道のにぎわい]

 百間新道の開通は明治三二年であり、これは杉戸駅開設と同じ年である。杉戸駅は、開設当時の出口が東口のみであったため、線路の西側に広がる百間村の集落と駅を結ぶ道路が必要となり、農道を拡幅して百間新道が開通された。西原や山崎、金原、逆井など百間村の人々は、百間新道を通って踏切を越え、線路東側の道を通って駅へ向かったのである。
 戦前までの百間新道は、片側銀座とよばれるように商店や民家が道路の北側のみに建ち、南側は一面に畑が広がっていた。道路の両側に商店が並んで商店街が形成されるようになったのは戦後であり、徐々に商店が増えていった。昭和三〇年代のことである。その後五〇年代にかけて活気に満ちた時代が続く。道の両側にはいろいろな商店が建ち並び、人々でにぎわった。
 ここでは、百間新道での聞き取り調査をもとに、戦前から終戦後にかけての百間新道商店街のようすを紹介する。