宮代町立図書館/宮代町デジタル郷土資料

宮代町史 民俗編

第七章 交通・交易

第二節 交易

二 杉戸駅周辺と和戸宿のにぎわい

(一)杉戸駅前のにぎわい

1 杉戸駅の売店

 駅弁には茶がつきものであり、これは陶器の茶瓶に入れて売られた。茶瓶には共の蓋が付いており、これに茶を注いで飲んだ(図10)。

図10 茶瓶の形態

 サンドイッチには牛乳を付ける客が多かった。牛乳は瓶入りで、鉄道牛乳という銘柄であった。これは駅売り専用で、長期保存できるよう特殊加工が施されていた。神奈川県平塚市の森山商会で製造され、全国の駅売店に卸された。
 酒は、一合瓶で販売をした。銘柄は、灘の清酒「白雪」であった。