宮代町立図書館/宮代町デジタル郷土資料

宮代町史 民俗編

第六章 身のまわりの生活史

第三節 住生活

四 家造り

(一)建築儀礼

[建築儀礼]

 家の敷地の基礎を突き固める仕事をジギョウといい、ジギョウはカシラを中心にした仕事である。手伝いは、親戚や近所の人に頼む。
 ジギョウに必要な道具は、シンボウ、タコ、ウマヅラなどである。シンボウを使うのは、大きな家を建てる場合で、カシラを中心にシンボウを持ち上げるツナヒキが大勢必要である。タコはヒキダコとテダコがあり、ヒキダコを使う場合は、シンボウを使う場合と同様に、ツナヒキの人足が必要であり、テダコは一人で使う道具である。ウマヅラは、杵のような道具でこれを二、三本作ってジギョウヅキをすることもあった。ウマヅラは餅を搗くのと同じ要領で使用される。シンボウやヒキダコを用いてジギョウする場合には、カシラがジギョウヅキの木遣りを唄う。