宮代町立図書館/宮代町デジタル郷土資料

宮代町史 民俗編

第六章 身のまわりの生活史

第二節 食生活

三 ハレの食事

(三)通過儀礼の食事

 婚礼には、料理番と称して仕出し屋を頼み、披露宴の料理から引出物の一切を作ってもらった。披露宴では、まず高脚膳に吸物が出され、そのあと給仕が、刺身、煮付け魚、てんぷら、きんぴらごぼうなどの料理を次々と運んで膳に載せていった。客は、これらの料理を肴に酒を飲み、酒が一段落をするとうどんが出された。うどんは、醤油味のシタジにつけて食べた。そして、最後には「嫁のお茶」と称して嫁が茶の接待をし、宴はお開きとなった。
 引出物は、イッシャクオリ(一尺折)かシャクニスン(一尺二寸)の折箱にタイの尾頭付き、かまぼこ、竹輪、海老、煮物などを詰め合わせたものである。