宮代町立図書館/宮代町デジタル郷土資料

宮代町史 民俗編

第六章 身のまわりの生活史

第一節 衣生活

六 容姿

(二)化粧と身だしなみ

 戦前まで、女性が所有する化粧品といえば、クリームに化粧水、白粉、口紅くらいのものであった。
 クリームは「クラブクリーム」といい、双子の女の子を描いた商標が貼られていた。化粧水はヘチマコロンで、これは市販品もあったが、ヘチマを栽培してその茎から取った水を使用することが多かった。硼酸を加えると、防腐効果があって長持ちをしたという。白粉は、練白粉、水白粉、粉白粉があったが、粉白粉のみを所有する者が多かった。口紅は、古くは貝殻の内側に塗って売られていたが、戦前にはスティック型のものが普及した。