宮代町立図書館/宮代町デジタル郷土資料

宮代町史 民俗編

第六章 身のまわりの生活史

第一節 衣生活

五 衣類の管理

(一)洗濯

 洗濯は昼休みに行われることが多く、午後から半日が休みとなる物日にはまとめて洗濯をしたものである。
 洗濯の場所はたいてい井戸であり、ここヘタライと洗濯板を持っていって洗った。深さが三〇間以上の突き井戸は、年間を通して水温が一定しており、冬は温かくて具合が良かったという。
 夏季は用水堀の水量が多いので、ここへ洗濯物を持っていって洗う者が多かった。ただし、用水堀には水神様がまつられており、ここでは野菜洗いや米研ぎも行われるので、おむつのような汚れ物を洗うことは固く禁じられた。古利根川が近いところでは、ここへ洗濯物を持っていって洗った。
 洗濯干し場は、日当たりの良い庭に設けられた。ただし、コシマキやズロースなどの下着はオテントウサマにあてるものではないといい、母屋の裏の見えないところに干した。また、夜干しはいけないともいわれた。