宮代町立図書館/宮代町デジタル郷土資料

宮代町史 民俗編

第六章 身のまわりの生活史

第一節 衣生活

二 仕事着

(三)被り物と履物

 女性は手拭を後ろで結んで被り、これをアネサンカブリあるいはムスメッカブリといった。また、オバコッカブリといって手拭を頭上で重ねる被り方もあった(図18)。若い女性は、図19のように手拭二本でホッカブリをし、顔を日焼けから守った。

図18 手拭のアネサンカブリとオバッコカブリ


図19 手拭のホッカブリ

 暑い時期の日除けには、女性は手拭の上にスゲガサを被り、男性は麦わら帽子を被った。麦わら帽子は、昭和初期にはすでにあったが、当時は男性の被り物とされており、女性のあいたで普及するのは昭和二〇年代以降である。
 近年では、農園フードと呼ばれるツバ付きの布帽子が普及し、これを荒物屋や衣料品店から購入して被る者が多い。