宮代町立図書館/宮代町デジタル郷土資料

宮代町史 民俗編

第五章 人の一生

第三節 葬送

二 葬式の準備

 葬儀の日程は亡くなったその日が通夜、その翌日が葬式となった。しかし、葬式が友引になってしまう場合や、亡くなった時間によって準備が間に合わないときは翌日が通夜となった。
 喪家の親戚に葬式の日程などを連絡に行くことを「トツゲにいく」「サタにいく」といいその役をハヤツカイ、ハヤツケ、サタ、カケハシリなどという。ハヤツカイは間違いがあってはいけないと、隣組から二人一組で行くことが多い。近くへは歩いて、遠くへは自転車で知らせに行った。知らせを受けた家ではキヨメとして半紙に包んだツツミセン、ココロヅケを渡した。昭和四八年ごろで五〇〇円くらいであった。その金は施主に伝えたあとはハヤツカイのものとなった。遠方の親戚には電報で知らせた。また、寺に連絡し、死亡診断書を医者からもらい、役場で埋葬許可書をもらい、施主に渡した。昭和三一年以降は火葬が増えたため、火葬場へ申し込みにも行った。こうした役を、ハヤツカイとは別に立てる地区もある。