宮代町立図書館/宮代町デジタル郷土資料

宮代町史 民俗編

第五章 人の一生

第二節 結婚

一 婚約

 見合いはミアワセともいう。大安吉日などに女性の家で行われ、男性とその親と仲人が行く。親は両親であったり、父親か母親のいずれかであったりする。女性の家ではご馳走を作ってもてなし、女性はお茶や料理を運び、席にはつかなかった。そのため、本人同士が会話をしたり、相手の顔をよく見たりする機会はなかった。見合いは本人の意思よりも親の意思が尊重された傾向が強い。また、「もらってもらう人なのだから男の人を嫌うものではない」といわれ、女性より男性の意見が七対三で強かったという。しかし実際にはうまくいかない縁談は見合いまで進まず、見合いまで進めば、その結婚は成立するという感が強かったという。見合いのあと結婚するまでの期間はできるだけ早い方が良いとされ、二か月から半年以内が多かった。
 仲人への謝礼は結納金の一、二割というのが相場であった。結婚後の仲人との付き合いは家によっても異なり、結婚した年の暮れに塩鮭(セイボジャケ)を贈るだけのつきあいもあれば、生まれた子供の帯解きまで続けるという家もある。