宮代町立図書館/宮代町デジタル郷土資料

宮代町史 民俗編

第四章 信仰

第二節 屋敷神・屋内神

二 屋内神

 恵比寿様は大黒様と共に祀り恵比寿・大黒ともいう。また、恵比寿・大黒様は二体一対の神像で、エビス様、オエビス様、オイベッ様などとも呼ばれている。
 恵比寿様は台所やお勝手の戸棚の中に祀られている。少ない事例ではあるが、ザシキとチャノマの大神宮様の神棚に祀られたものが一事例ずつあった。
 恵比寿・大黒様の祭りを恵比寿講といい、正月二〇日と一一月二〇日の年二回行われる。正月の恵比寿講を「商人の恵比寿講」、一一月の恵比寿講を「農家の恵比寿講」ともいう。恵比寿講には普段は戸棚の中に祀っている恵比寿・大黒様を床の間のちゃぶ台の上に出して、高盛のご飯・尾頭付きさんま・けんちん汁などを二膳供える。このときには恵比寿・大黒様に稼いでもらうために枡の中に現金や預金通帳を入れて供える。農家では秋の恵比寿講を盛大に祝う。

4-61 恵比寿様(西原 S家)