宮代町立図書館/宮代町デジタル郷土資料

宮代町史 民俗編

第四章 信仰

第二節 屋敷神・屋内神

二 屋内神

 住居は幾つかの部屋に仕切られ、賓客をもてなす部屋、家族との団らんの部屋、食事をとる部屋、寝室、土間にはカマド(竈)などがある。そして、これらの部屋には床の間、大神宮様、恵比寿・大黒様、荒神様、仏壇などの神仏をお祀りする聖なる空間がある。ここでは、家内に祀られているこれらの神仏について見てみたい。
 町内で一般的に祀られる屋内の神仏としては、大神宮様、床の間、恵比寿・大黒様、荒神様、仏壇、歳神様、俵神様、井戸神様、便所神様などがある。この中には、歳神様、俵神様のように正月の期間だけに祀られる神様もある。また、盆にはお盆様をお迎えするために仏壇とは別に盆棚を設ける家もある。
 図2は一般的な、民家の間取りと神仏を祀る場所を示した図である。

図2 一般的な民家の間取り

 床の間はデイに祀られ、大神宮様はザシキやデイに祀られる。仏壇はデイの床の間の隣に祀る家や、ヘヤ、チャノマなどさまざまである。恵比寿・大黒様はチャノマの板の間の食事をする台所に祀られる。荒神様は土間のカマドの上に火伏せの神様として祀られる。歳神様の祀り方は、特別の歳神様の棚を設け、アキの方に向けて祀る家と、床の間や大神宮様の棚に歳神様の幣束を立てて祀る家がある。