宮代町立図書館/宮代町デジタル郷土資料

宮代町史 民俗編

第四章 信仰

第二節 屋敷神・屋内神

一 屋敷神

 屋敷神を祭る機会として、正月には幣束やお飾りを新しくしたり、正月の三が日は供え物をあげる。また一連の正月行事にもその行事ごとに変わり物を供え、小正月には繭玉団子などの供え物を上げる。また、鎮守の春祭りや秋祭りなどにも赤飯などの供え物を上げる。稲荷様を祀っている家では、稲荷様の祭日である初午には赤飯や団子・豆腐・油揚げなどを供える。浅間様を祀る家では、七月一日の初山に供え物をあげる。
 姫宮では旧暦の二月に入って初めての午の日を初午といい、小学校一~六年生くらいの男児が姫宮のH氏の稲荷様などにお籠りをした。H家の納屋などに畳を敷いて、神社の太鼓を借り、叩きながら夜遅くまで起きていた。そのお籠りの前には、「初午のカンケイだからくださいよ」といって、姫宮とその隣の地区まで一軒ずつ回りお金を集めた。このお金で稲荷様に上げる豆腐や油揚げを買い、残ったお金で菓子などを買ったりした。
 山崎のある家では屋敷内にある不動様の祭礼を二月二八日に行う。不動様は剣を持っているので、屋敷神である不動様にもニワトコの木を刀のように削って作った木刀を供える。
 この日には不動様に赤飯を供えた。