宮代町立図書館/宮代町デジタル郷土資料

宮代町史 民俗編

第四章 信仰

第二節 屋敷神・屋内神

一 屋敷神

 埼玉県内では一般的に屋敷神や氏神様というと稲荷社を祀る例が多いが、宮代町でもその傾向は強い。今回の調査で祭神として祀られている神仏には次のようなものがその対象として信仰されている。
 稲荷社、八幡様、天神社、浅間社、雷電神社、香取社、弁天社、山の神、宝登山神社、馬頭観音、不動様、土公神。
 町内で一番多く祀られている屋敷神は稲荷社である。また、稲荷社と山の神、稲荷社と弁天様など稲荷社に複数の神仏を一緒に祀る例もある。
 稲荷神社の本社は茨城県笠間市の笠間稲荷、愛知県豊川市の豊川稲荷、京都府京都市の伏見稲荷など著名な神社があり、それぞれ大きな信仰圏を持っている。しかし、このように各地に有名な稲荷神社があるが、屋敷神の稲荷社を祀っている家でどこの稲荷神社から勧請してきたか、はっきり伝承されている事例は少ない。
 また、複数の神々を一緒に祀る例として稲荷社・天神社・馬頭観音の三社と、八幡様(鴻巣市箕田の八幡社)・不動様(成田山不動尊)・浅間様の三社を合わせ祀る事例がある。