宮代町立図書館/宮代町デジタル郷土資料

宮代町史 民俗編

第四章 信仰

第一節 ムラの信仰

五 東粂原の獅子舞

(三)所役と設備

[所役と設備]

 獅子は、一人で一匹の獅子になり、三匹一組で舞う。三匹はそれぞれ、女獅子、中獅子、男獅子といわれる。このうち中獅子と男獅子は男の獅子で、獅子頭にも角がある。一方女の獅子は頭上に宝珠をいただく。また、獅子頭の下に垂らす水引に、男獅子には「鷲大明神」、中獅子には「雷電大明神」と染め抜かれている。また、腰にはそれぞれ小さな太鼓をつけ、手には撥を持って舞う。この獅子舞では、別に独立した太鼓の役があり、この太鼓が獅子舞全体の拍子をリードする。獅子の踊り手のことを舞子という。獅子の舞い方は、三匹ともほとんど同じである。ただし、女獅子だけが部分的に違った動きをする。それぞれの舞子は、女獅子、中獅子、男獅子のうち何れかを専門に行うことになっている。どの獅子になるかは、ほぼ舞子の中で、身長の相対的な高低で決められる。女獅子は身長の低い者、男獅子は身長の高い者、中獅子はその中間といったバランスが重要なのである。