宮代町立図書館/宮代町デジタル郷土資料

宮代町史 民俗編

第四章 信仰

第一節 ムラの信仰

五 東粂原の獅子舞

(二)上演の実際

[上演の実際]

 村回りは、獅子、天狗、ひょっとこ、花、楽器の太鼓、笛の全員揃ったところで、保存会の役員が獅子以下の諸役の人に御神酒を振舞い、出発する。村回りの一行は、天狗→ひよっとこ→花二人→獅子→花二人→太鼓二人→笛の順番で行列をつくり、神社を裏(北側)から出て東に進み、鎌倉街道まで出ると、そのまま南進、鎌倉街道から神社の参道に入る行程を取る。この間、笛は通り笛という演目を演奏する。天狗は、神社出発前に持っている幣で一行の頭上を祓い、行程の中で見物人も祓う。この幣は、獅子舞を鷲宮神社に奉納する際、最初に舞う「梵天」という演目で使用する幣である。ひょっとこは、箒をもって、掃きながら歩く。四人のうち一人は、弓をもって歩く。この弓は獅子舞の演目の中の「弓」で使用される弓である。花は、前二人、後ろ二人で獅子三匹を取り囲むようにして歩く。太鼓は、肩から布のたすきのようなもので太鼓を抱え持ち、演奏しながら進む。

4-51 村回り