宮代町立図書館/宮代町デジタル郷土資料

宮代町史 民俗編

第四章 信仰

第一節 ムラの信仰

二 祭りと行事

(三)春の祭礼

[春の祭礼]

 二月一四日は、五社神社のみかん投げである。現在は、節分とか越年祭という。この行事の参加者は、男の四二歳、女三三歳の厄年と、その前後の前厄、後厄の人である。この人たちが、一四日の晩に箱入りのみかんを用意して、集まった人に向かってみかんを投げる行事である。
 奉納されるみかんは六、七〇箱で、一〇箱ほどは護符として持ち帰る。このみかんを食べると風邪をひかないとされた。以前は女の年越しといって、年女(厄年の女性)が投げた。また、みかんを投げるようになったのは、四〇年ほど前からで、それまでは落花生を、さらに以前は豆を投げていたという。

4-12 みかん投げ(五社神社)