宮代町立図書館/宮代町デジタル郷土資料

宮代町史 民俗編

第三章 年中行事

第五節 秋から冬の行事

三 一二月の行事

 冬至は二十四節気の一つで、昼が最も短い日である。冬至には「冬至ゆず、冬至とうなす、冬至こんにゃく」といい、これらを食べると元気に過ごせるという。冬至ゆずを食べると風邪をひかないという。冬至とうなす(冬至かぼちゃ)を食べると中気にならないという。冬至こんにゃくを食べると一年間の砂払いになり、長生きできるという。夜にはゆず湯に入る。
 須賀下のある家では、冬至には冬至こんにやく、冬至ゆずという言葉がある。冬至の午前中にこれらの食べ物を食べると体によいという。こんにゃくは体の煤払いになるという。ゆずは手拭いの袋の中に入れ、風呂で体を洗うと体が温まるという。また、ゆずを砂糖で食べる。
 山崎のある家では、冬至の日には逆井、山崎などで火渡り行事が行われ、これに参加する。この日、ゆず湯に入り、またゆずとこんにゃくを食べる。また、荒神様に上げてある水を屋根にかけると火難にあわないという。
 西粂原のある家では、冬至にはゆず湯に入る。このほかゆずは、砂糖で食べたり、味噌の中に漬けて節分に福茶と豆を食べるときに一緒に食べる。また、冬至には冬至こんにゃく、冬至かぼちゃといい、これらのものを食べると中気にならないという。かつてはこんにゃくは自家製のものを食べた。