宮代町立図書館/宮代町デジタル郷土資料

宮代町史 民俗編

第三章 年中行事

第四節 盆行事

一 七夕(たなばた)まで

 八月一日を釜の口開け(カマノクチアケ)といい、この日「地獄の釜の蓋が開く」「釜が唸り出す」という。この日から盆月で、仏様が十万億土から帰ってくるというので盆の準備を始める。また、この日は墓掃除の日と定まっていて、青竹の線香立てを新しくする所もある。この日の朝には、家によっては小麦まんじゅうを供えたり、シンコの土用餅をついたりする。昼にはうどんを上げた。かつては、午後から半日暇が出て休んだ。新盆の家では、八月一日から新盆の提灯を軒に吊るす。
 須賀上のある家では、一日の朝早く井戸を覗くと地獄の唸り声が聞こえるという。また、八月は盆月で仏様が帰って来るので、新しい仏様のいる家ではこの日からミボン(新盆)提灯を吊るす。