宮代町立図書館/宮代町デジタル郷土資料

宮代町史 民俗編

第三章 年中行事

第三節 春から夏の行事

三 五月・六月・七月の行事

 初夏のころ天気が続いていたときに、雨が降ると区長から雨降り正月のフレ(触れ)が出て、仕事を休んだ。雨降り正月はシメリ正月ともいう。この正月のフレが出ると奉公人などは自分の好きなことができ楽しみにしていた。また、代参講から帰ってくると大山正月、榛名正月などの正月が出て半日休みとなる。
 須賀上では、農作業が忙しく一雨欲しいときに雨が降ると、シメリ正月のフレが出て午後から半日休みになる。このほか板倉講や大山講の代参から帰ってくると、板倉様の正月、榛名様の正月、石尊様の正月が出て、半日休みになる。このフレは農家組合の組合長が出す。
 須賀下では、天気が続いて久しぶりに雨が降ると雨降り正月のフレを出して午後から仕事を休んだ。中には「朝から正月」といって一日中休みになるときもある。この正月のときに外で仕事をしていると、「そんなに忙しいならスケにいこうか」などと周りの人にいわれるので、仕事をするにも家の中での仕事をした。奉公人は休みが出るので喜んで遊んだ。また、大山講・榛名講の代参が終わると大山正月、榛名正月のフレが出て、仕事が休みになる。