宮代町立図書館/宮代町デジタル郷土資料

宮代町史 民俗編

第二章 生産生業

第二節 諸職

四 折箱屋

(三)折箱屋の仕事場

[折箱屋の仕事場]

 昭和二〇年代前期までは、春吉氏の生家を材料置き場としていた。春吉氏の生家は茨城県猿島郡五霞町で、屋敷内には水塚があり、その上に建つ蔵に材料を保管しておいて逐次リヤカーで仕事場まで運んだ。途中で権現堂川の橋を渡るには、権現堂堤と五霞町堤の坂を上り下りしなければならず、リヤカーに材料を積んで坂を上る際には後押しが必要であった。勇氏は、子供時代によく後押しを手伝ったものである。現在では、久喜市の倉庫に材料や製品を保管し、ここから自動車で仕事場まで運んでいる。