宮代町立図書館/宮代町デジタル郷土資料

宮代町史 民俗編

第二章 生産生業

第二節 諸職

四 折箱屋

(二)折箱の種類と製作技術

2 笹折の製作技術

 角丸や角切は、直角に曲げるよりも手間がかかり、特に、角丸の美しい円弧を作るには高度な技が必要とされた。
 角丸は、曲尺の八分間に五本の溝を切って曲げる(図18)。溝の深さが均等でないと、曲げたときに美しい円弧はできない。初代春吉は鋸で一本ずつ溝を切り、これを太陽にかざして材の透け具合で溝の深さを確かめた。現在は、回転式の五本歯が付いた機械を使用しており、これに厚経木を通すと一八度の溝を一度に五本切ることができる。

図18 角丸の作り方

 角切は、角切鉋で四五度の溝を二本切って曲げる(図19)。

図19 角切の作り方