宮代町立図書館/宮代町デジタル郷土資料

宮代町史 通史編

第三編 近世

第八章 村の生活

第二節 村の祭り

北埼玉郡騎西町(きたさいたまぐんきさいまち)の玉敷神社から御神宝(ごじんぽう)である獅子頭を借りてきて、村の家々を無病息災・五穀豊饒・村内安全などを祈願して回るオシッサマの行事が八河内地区(やっこうちちく)で行われている。玉敷神社は久伊豆明神(ひさいずみょうじん)と称し、延喜式(えんぎしき)内社といわれ、騎西領四八か村の総鎮守として信仰されている。
 玉敷神社から御神宝である獅子頭を借りてくる記録は、文政(ぶんせい)十一年(一八二八)の「御獅子定日簿」(玉敷神社蔵)によれば、八河内村が四月五日に借り受けていたことが見える。
 お獅子様の日は四月五日で、玉敷神社からお獅子様を借りてきて厄払いを行った。このお獅子様は霊験あらたかでかつて行事を止めたら伝染病がムラに流行し、これはお獅子様を止めたのが原因であろうと、また復活したこともあるという。お獅子様を玉敷神社から迎えるときには、騎西から担いで歩いて来た。このため、日の出のころには出発した。村にお獅子様を迎えると稲荷神社に移してから各家を回る。獅子の一行は獅子を持つ者、天狗の面・刀を持つ者、お札と賽銭箱(さいせんばこ)を持つ者で回る。村廻りが終わると、午後から玉敷神社に徒歩で送る。

3-168 お獅子様一覧