宮代町立図書館/宮代町デジタル郷土資料

宮代町史 通史編

第三編 近世

第五章 江戸時代の宗教と信仰

第二節 村々の寺社の由来

百間中島村の鎮守である。稲荷神社のあるこの地は、天正十八年島村出羽宗明が開発し、道仏村と称していたが、元禄八年の百間村分村のときに中島村と改めたと伝えている。創建については、元和五年の勧請と伝えるが、「正一位稲荷五社太明神安鎮之事」には宝暦五年(一七五五)の鎮座とある。祭神は、大巳貴命を祀る。神社の前は杉戸宿御伝馬道、右側には久喜道が通っている。
 神社は、「五社稲荷大明神」と称されているが、これは道仏と中須にあった神社を合祀したからといわれている。本殿は、三間社造りで、本殿の内陣は五座に分かれている。現在の本殿は、文化年間(一八〇四~一八一八)に再建したと伝える。境内には、弁天社、石尊様、天神社、庵があった。境内地の一反一畝二五歩は除地となっている。