宮代町立図書館/宮代町デジタル郷土資料

宮代町史 通史編

第三編 近世

第五章 江戸時代の宗教と信仰

第二節 村々の寺社の由来

和戸村に所在し、宗派は新義真言宗である。内国府間村(幸手市)の正福寺の末で、蓮台山流水寺といい、本尊は十一面観音を祀っていたが、現在は村内西方院に引き継いで廃堂となっている。本尊の十一面観音は、〝乳児観音〟〝子育観音〟とも称され、乳の出ない人はゴフ(お米)をもらってきて、粥に混ぜて炊き食べると乳が出るようになり、お礼としてお米を供えるという習わしがあるところから名付けられたという。和戸村明細帳には、真言宗観音院とあり、境内は九畝二九歩を数え、除地となっている。

3-123 かつて観音堂の本尊であった十一面観音像 (西方院所蔵)