宮代町立図書館/宮代町デジタル郷土資料

宮代町史 通史編

第一編 原始・古代

第一章 宮代人の登場

第一節 人の登場の舞台

町内の旧石器時代遺跡は、今のところ八か所で確認されている。その内、発掘調査された遺跡は、前原遺跡、逆井(さかさい)遺跡、山崎北遺跡(現山崎遺跡)、山崎山遺跡、金原(かねはら)遺跡、中遺跡などである。
 前原遺跡は町営前原グランド(前原中学校)建設のために発掘調査された遺跡であるが、約二万年前と約一万八〇〇〇年前のナイフ形石器を主体とする二時期の石器集中が確認された。
 下野田逆井ほ場整備事業に伴って発掘調査された逆井遺跡からは、約一万四〇〇〇年前の細石器(さいせっき)を主体とする時期の石器集中が、また山崎北遺跡からは、旧石器時代の終末の尖頭器(せんとうき)を主体とする石器群および細石器と関連する石器が発見されている。

1-3 宮代町の旧石器時代遺跡

 そして最近では、埼玉国体アーチェリー会場建設のために事前調査が実施された金原遺跡において、前原遺跡と同時期の、ナイフ形石器を主体とする石器群が多数発見され、注目を集めた。さらに、町史編さんのために実施された分布調査によっても、新たに西粂原(にしくめはら)遺跡からナイフ形石器が発見されたことも特筆しておきたい。