鶴ヶ島市立図書館/鶴ヶ島市デジタル郷土資料

「鶴ヶ島町史」通史編

通史編

[口絵・刊行のことば・序・刊行にあたって・序言・目次・凡例]

鶴ケ島町長 石井喜八郎

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 昭和五三年四月、鶴ケ島町史編さん事業が産声を上げてより、八年有余の歳月が流れました。この間、五万人に倍増した人口からも知れる通り、町の姿はあらゆる面に於て瞠目すべき変貌を遂げて参りました。鶴ケ島は、全国でも有数の、若々しく発展しつつある町であると申せましょう。
 しかし、このことは反面で、町の自然や文化財にとっては危機的な条件となりうることも事実であります。
 こうした中で、待望の鶴ケ島町史『通史編』が刊行されますことは、誠に意義深いことであり、町民のひとりとして、また町政に携わる者として喜びに堪えません。「地方の時代」が叫ばれ、「心」の豊かさが求められている今日、地域の恵まれた自然と歴史を大切に守り継承していくことなしに、将来を展望した真のまちづくりは不可能であると確信するからです。
 この『通史編』が完成しえたのは、資料等御提供下さった町民の皆様の御協力はもとより、町議会や教育委員会、或いは県立文書館等関係諸機関の御指導の賜であります。また、町史編さん委員会は、事業推進の中心として多大な役割を果してきました。そして、調査・執筆・編集に当られた町史編集委員の先生方、わけても『通史編』監修者でもある前町史編集委員長、藤倉寛三先生の御苦労は並大底ではありませんでした。心より感謝申し上げます。
 こうした多くの方々の御努力の結晶たる本書は、必ずや町民の皆様方に広く愛読され、郷土を知るためのよきよすがとなり、一層の愛町心を育んでいくことと思います。町といたしましても、「豊かで潤いのある文化息吹くまち:鶴ケ島」を指標とした、町政の更なる進展のために、本書を充分に活用していく所存であります。
 最後に、重ねて関係各位と町民の皆様に深く感謝の意を表し、『通史編』刊行のごあいさつといたします。
        昭和六二年一月