さいたま市立大宮図書館/おおみやデジタル文学館 ―歌人・大西民子―

全短歌(10824首)

全短歌(歌集等)

埼玉新聞

 
石ばかり        ぽっくりの       はればれと       いづこにも       
それとなく       
 
 
 

09234
石ばかり 出すをみな子の じゃんけんの こぶし小さく ふくらみてをり
グーバカリ ダスヲミナコノ ジャンケンノ コブシチイサク フクラミテヲリ

『埼玉新聞』(埼玉新聞社 1989.1.1) p.


09235
ぽっくりの 鈴にはぢらひ 歩みたる 童女を今は 知る人もなし
ポックリノ スズニハヂラヒ アユミタル ドウジョヲイマハ シルヒトモナシ

『埼玉新聞』(埼玉新聞社 1989.1.1) p.


09236
はればれと 太鼓鳴らして ブレーメンの 音楽隊は いづち行きけむ
ハレバレト タイコナラシテ ブレーメンノ オンガクタイハ イヅチユキケム

『埼玉新聞』(埼玉新聞社 1989.1.1) p.


09237
いづこにも 富士はありとも ふるさとに 裾野ひろぐる 南部片富士
イヅコニモ フジハアリトモ フルサトノ スソノヒログル ナンブカタフジ

『埼玉新聞』(埼玉新聞社 1989.1.1) p.


09238
それとなく 雪にうもれて 春を待つ 木の実を思ひ をれば眠りぬ
ソレトナク ユキニウモレテ ハルヲマツ コノミヲオモヒ ヲレバネムリヌ

『埼玉新聞』(埼玉新聞社 1989.1.1) p.