さいたま市立大宮図書館/おおみやデジタル文学館 ―歌人・大西民子―

全短歌(10824首)

全短歌(歌集等)

短歌現代

 
バス降りて       神々も         かたはらに       いつまでも       
そらんじて       
 
 
 

09026
バス降りて 十字路をよぎり 来る君よ 夕陽の中の われに手あげて
バスオリテ ジュウジロヲヨギリ クルキミヨ ユウヒノナカノ ワレニテアゲテ

『短歌現代』(短歌新聞社 1994.2) p.


09027
神々も 渇く夜あらむ わがひとり 夜更くればまた 眠る外なく
カミガミモ カワクヨアラム ワガヒトリ ヨフクレバマタ ネムルホカナク

『短歌現代』(短歌新聞社 1994.2) p.


09028
かたはらに おく幻の 椅子一つ あくがれて待つ 夜もなし今は
カタハラニ オクマボロシノ イスヒトツ アクガレテマツ ヨモナシイマハ

『短歌現代』(短歌新聞社 1994.2) p.


09029
いつまでも 明けおく窓に 雨匂ふ もしや帰るかと 思ふも寂し
イツマデモ アケオクマドニ アメニオフ モシヤカエルカト オモフモサビシ

『短歌現代』(短歌新聞社 1994.2) p.


09030
そらんじて ゐし花言葉 つぎつぎに 置き忘れ来し 月日と思ふ
ソランジテ ヰシハナコトバ ツギツギニ オキワスレコシ ツキヒトオモフ

『短歌現代』(短歌新聞社 1994.2) p.