さいたま市立大宮図書館/おおみやデジタル文学館 ―歌人・大西民子―

全短歌(10824首)

全短歌(歌集等)

短歌公論

 
さわだてる       乾きたる        しんとして       ストールも       
罪障の         
 
 
 

08958
さわだてる ひと日なりしか 夕ぐれに 束の間ほどを 逢はむ人ゐて
サワダテル ヒトヒナリシカ ユウグレニ ツカノマホドヲ アハムヒトヰテ

『短歌公論』(短歌公論社 1974.1.1) 66号 p.2


08959
乾きたる 落ち葉のごとき 身にあらず もろ手汗ばむ マントのなかに
カワキタル オチバノゴトキ ミニアラズ モロテアセバム マントノナカニ

『短歌公論』(短歌公論社 1974.1.1) 66号 p.2


08960
しんとして 風さへ立たぬ 夜といふに 言葉かよはぬ こころ通はぬ
シントシテ カゼサヘタタヌ ヨトイフニ コトバカヨハヌ ココロカヨハヌ

『短歌公論』(短歌公論社 1974.1.1) 66号 p.2


08961
ストールも 編み終らむに 半ばより 諦めながら なすこと多き
ストールモ アミオワラムニ ナカバヨリ アキラメナガラ ナスコトオオキ

『短歌公論』(短歌公論社 1974.1.1) 66号 p.2


08962
罪障の ごときほくろを 襟に持つ 幕の降たる のちの思ひに
ザイショウノ ゴトキホクロヲ エリニモツ マクノオリタル ノチノオモヒニ

『短歌公論』(短歌公論社 1974.1.1) 66号 p.2