さいたま市立大宮図書館/おおみやデジタル文学館 ―歌人・大西民子―

全短歌(10824首)

全短歌(歌集等)

光たばねて

 
降りしきる       何をもて        仏頭の         桐の実は        
綿の種子        
 
 
 

04735
降りしきる 紙の雪あえかに 乱しつつ 世襲の舞を たをやかに舞ふ
フリシキル カミノユキアエカニ ミダシツツ セシュウノマイヲ タヲヤカニマフ

『光たばねて』(短歌新聞社 1998) p.64
【初出】 『短歌研究』 1993.1 世襲の舞 (1)


04736
何をもて 心は証すと 問ひつめし 人のありけり 少女のわれに
ナニヲモテ ココロハアカスト トヒツメシ ヒトノアリケリ ショウジョノワレニ

『光たばねて』(短歌新聞社 1998) p.65
【初出】 『短歌研究』 1993.1 世襲の舞 (2)


04737
仏頭の 絵はがき今朝も 立てかけて いづれ手狭な わが机なる
ブツトウノ エハガキケサモ タテカケテ イヅレテゼマナ ワガツクエナル

『光たばねて』(短歌新聞社 1998) p.65
【初出】 『短歌研究』 1993.1 世襲の舞 (3)


04738
桐の実は 花のころより 遠ざかり 中空にあまた 鳴りあふ如し
キリノミハ ハナノコロヨリ トオザカリ チュウクウニアマタ ナリアフゴトシ

『光たばねて』(短歌新聞社 1998) p.66
【初出】 『短歌研究』 1993.1 世襲の舞 (4)


04739
綿の種子 十粒播きしと 聞きたれば 一粒として 萌えたし春は
ワタノシュシ トツブマキシト キキタレバ ヒトツブトシテ モエタシハルハ

『光たばねて』(短歌新聞社 1998) p.66
【初出】 『短歌研究』 1993.1 世襲の舞 (5)