さいたま市立大宮図書館/おおみやデジタル文学館 ―歌人・大西民子―

日々の手記・和歌・文集思ひ出のまゝ

日々の手記/和歌/鄙の秋・春紀行

和歌(NOTEBOOK)

御訓へに民とし生きむその道を心ほの/゛\胸に誓ひぬ
雨嵐吹くともたふとこの道を如何で外さむ學ぶ身として
覚め果てし悪魔の夢に酔ふ勿れ現つを頼み猛く進めよ
はてし無く誹りの焔猛けるとも正しく吾はこゝに立ちたり
故も無くつまされる身よこと/゛\に母の面影慕ひ泣きつゝ
吾を誹るその声高きなりはひに正しく生くることの儚さ
人々よ正しき者をそしりつゝ己れはこゝろのまゝを為す乃か
死を思ふ手も顫へつゝ寐残りて夜寒の露に涙ふるなり