さいたま市立大宮図書館/おおみやデジタル文学館 ―歌人・大西民子―

初期の手作り歌集等

初期の手作り歌集

『6 寂天莫地』

かなしくも君にそむきて今日よりはひとりの道を守(も)りゆかむとす
ひたすらに道ゆかんとす君を避けひとりの友に報いるために
けい等(ら)ふたりのみ為否ひとりわが安らひのため耐へがたけれど君を避けむと想ふ
君のこと忘らえぬべく思(も)はねども去らむと誓ふ怯(よわ)さみ愛(を)しき
吹く風の身に沁む秋を君ゆ去らむと誓ひてかなし幾日のへぬる