さいたま市立大宮図書館/おおみやデジタル文学館 ―歌人・大西民子―

大西民子の生い立ち(附年表)

大西民子の生い立ち

 
師範学校時代
師範学校時代
 大西民子は1924(大正13)年5月8日、岩手県盛岡市八幡町にて、盛岡警察署に勤務していた父・菅野佐介と、母・カネの四人姉妹の次女として生まれました。民子は熱心に勉強し、盛岡高等女学校へ一番の成績で入学します。女子校では同じ岩手県出身の歌人・石川啄木の歌碑を見て短歌に興味を持ち、啄木をまねて短歌を作り始めました。
 進学の際、啄木の破天荒な生涯に憧れた民子は、あえて遠方の奈良女子高等師範学校(現・奈良女子大学)文科第一部(国漢専攻)に入学。在学中は、歌人・前川佐美雄に指導を受け、前川主宰の同人「オレンヂ」に所属し歌を投じながら、自身でも歌集を作ります。ひたむきに勉強に励み、熱心に歌を詠む日々は、民子のもっとも幸せな時代でした。