高根沢町図書館/高根沢町史ほか

高根沢町史 民俗編

第九章 言語伝承―耳の文芸―

第三節 木と伝説

〔木と伝説〕

 樹齢何百年などという大木や老木を見ていると、その大きさに圧倒されるだけではなく、時間という風化に耐えてきた生命力にも圧倒されることがある。大空に大きく枝葉を茂らせている姿、大地に太い根を張ったり何人もの腕を繋がなければ回らないがっしりとした幹に、人知を超えた不思議な力が宿っていると考えるのは当然の感覚であろう。