高根沢町図書館/高根沢町史ほか

高根沢町史 民俗編

第七章 人の一生

第六節 葬送

二 葬送

 野辺送りから当家に戻って家の中に入る前には、清めが行われた。門先にカゴコロガシに使った籠を伏せ、その上に口を北向きにして箕を置き、そこに、塩・かつお節・酒・賽の目に切った豆腐などを並べて、これで清めを行った。地域によってはこれとあわせて、組内のものが神主に頼んで作ってもらったヘイソクで清めを行う場合もあった。
 また、埋葬に行くときに班の女性がメカイカゴを背負い、その中に黒いお膳・塩・かつお節などを入れて行き、墓の出口のところにそのカゴを逆さに置き、その上にお膳をのせて持ってきた塩などを並べ、それで清めをすることもあったという。

図16 清めの酒・かつお節・塩(石末)