高根沢町図書館/高根沢町史ほか

高根沢町史 民俗編

第五章 信仰

第八節 寺院の由来と祭り

二 寺院の祭り

 宝積寺西町の浄土真宗定専寺では、一一月一九日に報恩講が行われる。報恩講は親鸞聖人の忌日(旧暦一一月二八日)に行われる宗祖報恩の法要である。本山の西本願寺では新暦一月九日から一六日に行われるが、末寺や檀家(門徒)の家では、その日を前に取り越して行うため、定専寺では一一月一九日に行い、お講ともいう。檀家は米一升を寺に納め、寺では赤や青の餅をついて本尊阿弥陀如来に檀供として供える。檀家は寺参りに来て会食する。これをお斎(とき)といい、檀家の婦人部が用意する。法要の後は布教師によるお説教を聴聞する。