高根沢町図書館/高根沢町史ほか

高根沢町史 民俗編

第二章 着物・食べ物・住い

第二節 食べ物

四 保存食

(二)乾燥食品

 秋、笊や袋に入れて拾ってきた山栗に、針で糸を通し三〇から四〇センチメートルほどの数珠のようにつなげて干した。また、栗を茹でてから皮ごと三尺くらいの長さの紐に通しておき、天日干しする家もあった。数珠のようにつなげることから、ジュズグリとかズズグリといった。亀梨では、ズズグリを煮たものを乾燥させ、かちぐりにして保存した。山に行くときなど、かちぐりを懐に入れていき腹が減ると食べたという。桑窪では、かちぐりはセーツキボウで打って皮を取り、水で戻したものを砂糖と塩少々で煮て食べたという。
 干し納豆は、納豆に塩をからんで天日干ししたもので、そのままご飯にかけて食べたり、角切りにした大根を混ぜて干し、弁当のおかずやお茶請けにしたりした。