高根沢町図書館/高根沢町史ほか

高根沢町史 民俗編

第二章 着物・食べ物・住い

第二節 食べ物

四 保存食

〔保存食〕

 食糧を安定的に確保するためには、食糧の保存は欠かせないものである。家庭用の冷蔵庫が普及する以前、促成栽培や抑制栽培などの作物の栽培技術が未発達の頃、食品を保存することは困難であった。そのため、食品を腐らせずに長持ちさせる方法として、各家庭で保存食作りが行われた。保存食には、多量の塩や味噌に野菜を漬け込んで保存する漬物、天日に干して乾燥させた乾物、多量の砂糖を用い煮込む佃煮などがある。家庭の主婦にとって、保存食作りは大切な仕事のひとつであった。